2005年1月22日 大阪中津・Vi-code |
live report by どり〜むさん |
2005年が幕を開けた…それはBONJOVIが再び活動する事を意味する。 昨年、20周年記念のBOXSETを発売し1夜限りの記念ライブを アメリカのNJ州アトランティックシティ・BORGATA HOTELで行った。 それは正に奇跡のライブでありBONJOVIのルーツを垣間見られる貴重な機会であった。 私はその場にいたのだが同じ場所、同じ空間にいれたことはほんとに嬉しいしそれが叶ったことに感謝したい。 夢は持つものではなく持ち続けるものである。 そこにBONJOVIがいる限り私の夢も続いていく。。。 ロックンロールの継承者、いや今や伝道師にでもなりつつあるBONJOVI! そんな彼らを敬愛し尊敬するものたちがここにいる。それがBOZJOVIである。 JONの生き方、考え方、振る舞い、全てに感銘を受けたリーダーのsyumingさん。 その彼の元に集まった4人の敏腕プレイヤーたち。 童顔でありながらその指先から奏でられるリフはリッチーを連想させるには十分なたっちーさん、 6弦ベースを自在に操り時にはヒュー、時にはアレックその二つの顔を見事使い分けるさめっくさん、 遠慮がちにいつも奥でキーボードを弾いているがひとたびスポットライトを浴びればのりたまさんの独断場。 BOZのメロディメーカーとしての素晴らしさが十分伝わってきます。 力強く叩く姿はティコ以上?! たばこを吸えないヒットマン、たけちゃんではあるが今回はひと味違っていた(^^; ドラムがティコのTT仕様になっているのである。 そんなこだわりの4人がsyumingさんの元集結したのである。 結成から1年と少し、3回目のライブを迎える今回、安定した演奏を披露してくれるに違いない。 今回も「ROCK LEGEND2005 VOL.1」と銘打って行われた! 今回はLED ZEPPELINのトリビュートバンド「黒狗」との対バンだった。 5時半から始まった黒狗の演奏を聴いたのだがその上手さに聞き惚れてしまいBOZは大丈夫か?と心配になった。 しかしそんなのも杞憂に終わろうとはこの時はまだ知る由もなかった。 最後の「ROCK’N ROLL」まで心に響き、ノッていました(^^) さて、今回は土曜日、土曜日という日程はどうなのだろう。 はっきりいって集まり具合が気になる。5時開場5時半開演ということで私は5時半ごろVi−codeに着いた。 中に入るとそこにはBOZJOVIのチケット嬢が。 今日は早く来ている。どうしたのかと思ったら物販販売員だったのだ(笑) 実は今回BOZJOVIがTシャツを作成したのだ。 今回は版代などがいるので親しい友人たちで先行販売した。 それの残りを売っていたのだ。今後BOZの物販販売が始まるでしょうが今度からはもっと安くで買えるはずです。 高いと思われた方は次回ご購入下さい。 今日のBOZ開演時間は6時50分、定刻を少し過ぎたころでしょうか、 QUEENの「WE WILL ROCK YOU」の曲でお馴染みの手拍子から始まる。 「ドンドンパッ、ドンドンパッ」。それはまるでBOUNCE TOUR最終日のジャイアンツスタジアムを彷彿とさせる。 確かあの時も今日と同じようにこれで始まっていた。そんな手拍子に応えるようにメンバーがぞくぞく登場してきた。 しかしジョンはまだだ!そして「LIVIN’ ON A PRAYER」のイントロが流れてきた。 すると満を持したかのように颯爽とジョンが飛び込んできた(^^)と同時に曲が始まるのである。 この一連の動きはほんとに素晴らしい。 しかしながら残念なことにリッチーのマイク、ギターからはほとんど何も聞こえて来ない。 もちろんあの「wowow〜、wowow〜」もほとんど聞こえてこない(;;) しかもジョンが歌い出してしばらくするとハウリングし、キーキーうるさい(^^;これは本当にもったいない。 始まりが素晴らしかっただけに惜しまれる。演奏している本人達が一番辛かったと思うが残念でならない。 しかしそれをメンバーだけじゃなくオーディエンスみんながBOZを支え、カバーしている。 ジョンとの掛け合いはいつも以上に気合いが入っていた(^^) 続いて演奏された「YOU GIVE LOVE A BAD NAME」でもいつも以上に叫んでいる。 最初の「BAD NAME♪」や 「I PLAY MY PART AND YOU PLAY YOUR GAME YOU GIVE LOVE A BAD NAME♪」 などいつものお約束の部分がそうである。 そして続いては「KEEP THE FAITH」、飛ばしてます。一瞬今日はROCKN’ ROLL DAYかと思わせるくらい激しく飛ばす。 しかしこれはTHESE DAYS TOURの流れですよね(^^) 今日のジョンの服装ですがピンクのスーパーマンTシャツ、黒のパンツ、黒と腕の部分が赤の革ジャンを着、 金髪に黒のサングラスはお馴染み、その下にはもちろんブルーアイズが隠れている。 リッチーとヒューは全身黒で統一している。 そしてここからがBOZの真骨頂である。 譜面のないBOX SETから「RADIO SAVED MY LIFE TONIGHT」が飛び出したのである。 またしてもスペシャルだ! これは参考にするようなライブもないはず。 こういうことを簡単にやってのけるBOZはやっぱりすごい。 しかもこのBOZバージョンとてもいい。 本家がやっているのより良かったよ(おおげさ?)サビの部分の盛り上がりが全然違う。 本家BONJOVIは坦々と進むがBOZの場合はCDと同じように伸びていたように思う。 私的にはBOZバージョンの方が好きだ。 そして「BOUNCE」でさらに盛り上げ「BURNING FOR LOVE」と来る。 しかしこれもまた普通のバージョンではなくスローテンポから入るバージョンである。 ただでは転ばぬBOZJOVI。なにかしら私たちを楽しませるための工夫を凝らしてくる。 その努力に敬服する。 イントロが流れても何の曲かわからず焦ってしまったが進むにつれてあぁって感じだった(^^;アセアセ 周りもおそらくそんな感じだったろう。 しかし曲は次第にハードになり、いつもの「BURNING FOR LOVE」へと移っていく。 それはリッチーのギターソロでピークに達する。 そしてみんなで大合唱になるのである 「♪MAKING MY LOVE〜 , I’M LOOKING FOR YOU〜 BURNING FOR LOVE!!」 そしてステージ中央にスポットライトが当たりジョンがスタンドマイクに両手を合わせて厳かに歌い始めたのは 「CAN’T HELP FALLING IN LOVE」である。 会場からは「おおーっ」という歓声が。しっとりと歌いあげ「BED OF ROSES」へと続いていく。 初めて登場したカバー曲はやはり尊敬するエルビスから。 それを意識してたかどうかはわからないがエルビスのこの曲から薔薇へと続くあたりは憎いですね(^^) これはKEEP THE FAITHのツアーの流れでしょうか。 スタンドマイクを傾けて歌ったり、オーディエンスの方にまで身を乗り出して熱唱している。 乗り出すと私たちはジョンに触りまくる(爆)あの姿勢、あのマイクの持ち方に感動を覚えたのは私だけではあるまい。 そんな感動を覚えたのもつかの間、その後オーディエンスの中からとびきりの美女を選び出し(?) ステージにあげてダンスを披露するジョン。 お世辞にも上手いとは言えない。 フォークダンスかと思わせる踊りに会場中大爆笑。さすがにKISSのプレゼントはなかったが(^^; もちろんこれは予定外のハプニングではあるのだが・・・(笑) そして忘れてはならないのが薔薇が本当に登場したことだ(^^) 友人が薔薇の造花を持って来ていてBED OF ROSESの時はずっと薔薇を振っていた(^^) その姿がなんともトリビュートバンドならではっていう雰囲気を醸し出していた。 そんなハプニングもBOZだからこそか。 ハプニングあり〜の、大笑いあり〜の、の後に流れてきたのは「ONLY LONELY」のメロディである。 3回目のライブにして初めて2ndからの曲が登場。 初期からのファンにとっては1stや2ndからやってくれることは非常にありがたいことで嬉しく思う。 個人的にも思いっきりノってしまう(^^;次回もぜひ2ndから聴きたいものである。 続いては「JUST OLDER」。 この曲くらいからだろうか、全員の音が安定しジョンのマイクの調子も良くなったのは。 そして「BORN TO BE MY BABY」である。何度聴いても飽きない、そして盛り上がる曲、 ジョンもノリノリで時折マイクを私たちの方に向けたりして煽る。 さらにひときわ脚光を浴びるのがリッチーのギターソロである。 激しく刻むそのリフは私たちの五感を刺激し遠くへと昇天させる。 そしてバンド、オーディエンス共に最後まで気を抜くことなく燃え尽きるのである。 次に「99 IN THE SHADE」が始まったから会場は興奮のるつぼと化した。 いや〜、さすが全曲制覇をめざすBOZだけはある。 本家BONJOVIでも1ツアーで1回聴けたらいい曲をBORN TO BE MY BABYの後に持ってくるとは。。。参った。 今日はほんと色んなことが楽しめる。続いて「BLOOD ON BLOOD」である。 毎回PLAYしてるからかアレンジをだいぶ変えてきた。 今日のアレンジがこれまた最高で…すごい!の一言に尽きる。 途中リッチーのヴォーカルを織り交ぜたり曲の間奏でたっぷりとためを作ったりと10分以上に及ぶ大作に仕上げるあたりすごい! ほんとにジョンとリッチーは「BLOOD ON BLOOD、ONE ON ONE」みたいに思えた。 見せ場たっぷりの「BLOOD ON BLOOD」でした。これで本編は終了だ! しかし終わるやいなやメンバーは挨拶なしに引っ込んでいった。 これはすぐに出てくることを意味するのであろう(^^)もちろん私たちはアンコールするのだが。。。 〜encore1〜 アンコールの手拍子が激しくなったころ再びメンバー登場! メンバー全員BOZJOVITシャツに着替えている(^^)そしてジョンとリッチーはカウボーイハットを被っている。 ということはWANTEDか。 と思っていたら始まったのは「RIDE COWBOY RIDE」である。 こりゃまたびっくり。リッチーがダブルネックを持ち出したからてっきりWANTEDだと思ったよ。 またやられました(^^;そしてそのまま「WANTED DEAD OR ALIVE」へと流れていく。 この曲はみんなよく知っているからか後ろから声がよく聴こえてきた。 次回は1番を会場に振ってみるのもいいかも。 続いて「ITS MY LIFE」。この曲で我々を引きつけ、 「ILL SLEEP WHEN IM DEAD」、そして「BAD MEDICINE 〜SHOUT」っていう流れをとうとうやっちゃいました。 BONJOVIアンセムのSLEEPから盛り上がるBAD MEDICINE、そしてSHOUTへと続くこの一連の流れ。 聞き飽きてる流れだけどやはりいいですね。 SLEEPではジョンのギターのコードが抜けるというハプニングがあったがジョンは気づいていない様子。 それをリッチーとヒューが差し込みに行く…なんて場面も。 そして「オーイエー♪」と煽るところではリッチーやヒューと顔を見合わせまだまだという仕草をしたり 「ハーイ、ママ」を言わせたりと相変わらず芸が細かい。 BAD MEDICINEからSHOUTに入るときもじらしてじらして。。。 もちろん最高に盛り上がったのはいうまでもない。 ここで一応アンコールは終了である。 メンバー全員ステージ中央に集合し両手をつなぎ高々と上げ深くおじぎする。 そして、引っ込む時にジョンが私に向かって(たぶん)ピックを投げてくれた。 ジョンは私との絆を確かなものにしようとしているのか・・・ 本家ジョンとセイソクの絆の深さと同様に。。。そんな風に感じた一瞬であった。 〜encore2〜 会場が明るくなり「THANK YOU FOR LOVING ME」が流れてきた。 あ〜これで終わりか・・・と思った瞬間、我々の執拗なアンコールに応えてか?ジョンの気まぐれか? リッチーを伴って再びステージに現れた。 曲が流れているうちにアコースティックセットの準備に入った(^^) そのセッティングしている姿は本家ジョン&リッチーがセッティングしている姿とだぶる。 アコースティックで30〜40分くらいするのか? なんて思ったりした(^^;この時点でライブ開始からすでに2時間が過ぎていた。 いよいよアコースティックの開始だ! リッチーはダブルネックのギターを持ち私たちにその存在をアピールしているかのようだ(^^) そして始まったのが「NEVER SAY GOODBYE」である。 二人のギター音だけで演奏されるこの曲は哀愁を帯びているが決してもの悲しくさせない何かが存在している。 私をはじめ全員がジョンのヴォーカルとリッチーの奏でる音に酔いしれ、 この時間が永遠であったらいいのにと思ったに違いない(^^) 時計の針を見たら9時を回っていた。 全19曲約2時間10分、本家並にこなすBOZJOVI、すごいです。 音響が悪かったりジョンがピックを落としたり、ギターのコードが抜けたり、 チークダンスではなくフォークダンスを踊ったり(^^;といろいろありましたが それ以上に「ドンドンパッ」で始まるオープニング、譜面のないRADIOや初めてのカバー曲、 2ndからの曲が飛び出したり「99 IN THE SHADE」や「RIDE COWBOY RIDE」をやったり、 素晴らしい「BLOOD ON BLOOD」が聴けたり最後の「NEVER SAY GOODBYE」など、 見せ場たっぷりで私たちのドライになっていたBONJOVI愛を飽和させるには十分すぎるほどのショーだったと思う。 冒頭にも述べたが私の心配は杞憂に終わった素晴らしいライブで、 また次回私たちにその勇姿を見せてくれるに違いない! 以上で今回のレポートを終えたいと思います。 3回目のレポートでだんだんと書くことがマンネリ化してきて難しくなってはいるのですが ライブの雰囲気が少しでも伝わればと思っています。ライブは生ものと言います、 レポートもそれと同じように生ものでなければならないと思っているのですが なかなか上手く伝えきれているかどうか・・・。 平成17年2月8日 REPORTED BY どり〜む |